暗闇の中に1頭の鹿がこっちを見ている
この表紙に私は惹付けられました。
左手にライト、右手にカメラを持ち緊張感と恐怖心を持ちながら
暗闇の森の中に入って鹿を撮って行く姿は狩人と変わりないのかもしれません。
間近で撮った鹿、遠くで撮った何頭もの鹿、目を光らした鹿、
タイトルとは裏腹にここに写っている鹿は驚いているようには見えず
私にはむしろ凛として見えました。
前作の「DECOTORA」や「東北」と同じく何年にも渡りそこの文化や地域、
人とのコミュニケーションを築き上げてきたからこそ撮れる写真で、
それはこの「kuragari」にも共通していることではないでしょうか。
田附さん自身が森に同化し彼らに許されているから撮れたものだと私は思います。
この「kuragari」写真展が六本木のGALLERY SIDE 2で、8/2( Fri) ~ 9/13 (Fri)まで開催されます。
時間帯も17時からとなっています。ぜひ、ご覧になって下さい。
田附勝「KURAGARI」展
8/2( Fri) ~ 9/13 (Fri) 17:00-21:00
GALLERY SIDE 2:東京都港区六本木3-3-5 橋本ビル1
Nozomi
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